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「宮のちから」解説(2008年版のみ)


■ルール1:「宮のちから」は方位や家相ではない

八角形の宮の図を使っていますが、方位や家相とは全く別物です。「西」とか「北西」というような、方位の概念は捨てて下さい。
「宮」とはもともと、天地自然の意味や力をあらわす、抽象的な概念です。その概念を方位に当てはめたのが気学で、土地や建物に当てはめたのが陽宅風水、家相です。
宮の概念は、人間に当てはめて考えることもできます。人間には様々な能力がありますが、この無数の能力を、八卦の象意に添って分類し、宮にして表示したのが、この「宮のちから」です。

■ルール2:見かた

代表的な宮の意味

左図は「宮のちから」のうち、万人共通の代表的な要素を分類表示したものです。
各本命星のページにある「先天力」は、万人共通の力がその人の個性に応じてどのような現れ方をするか、その傾向をピックアップしてみました。
本命星ごとの「得手不得手」とでもいうものです。

例えば、本命一白水星の人ならば、本命盤の乾宮には二黒土星が同会していますので、乾宮の意味に二黒土星の意味が加わります。坎宮には暗剣殺が入っていますので、宮の持つ多くの意味のうち、欠点のほうが出やすくなります。
本命四緑木星の人ならば、本命盤の坎宮には九紫火星が入っています。本来、四緑木星の人は、坎宮も九紫火星も相生ですが、この配置は水と火の対冲ですので、不安材料があるということになります。

■ルール3:色分け

宮の色分けは、方位盤と同じくピンク系が相生ブルー系が相克グレーは微妙…です。また、その時期によって、ピンクなのに不安材料があったり、ブルーでも良い暗示になる場合があります。

■ルール4:宮メーターの見かた

「今年の宮パワー」は、「宮のちから」「先天力」に入っている要素が、今年はどのくらいの力を持っているかを、同じくピンクとブルーで色分けしています。これは、「先天力」に年盤の同会法を加えたものです。くれぐれも、方位と混同しないようにして下さい。見方は次の通りです。

例えば本命二黒土星の人ならば、2008年は乾宮に同会しています。(『宮のちから』で、乾宮の位置が黄色になっています)
乾宮には本来、権威、財産、身分、活動、施し、という意味があり、これを人間の社会的な力に例えれば、活動力、統率力、布施心になります。(象意はほんの一部しか書いてありませんが)

本命二黒土星の人は、これらの意味が「先天力」に書いてあるような特有の現れ方をします。すなわち、乾宮の持ついろんな意味のうち、大事業に縁があり、物事を達成する力があり、目上の引立てを得やすい、というわけです。
これが、2008年の宮メーターでは、乾宮がピンク3、ブルー2になっています。これは、2008年には本命二黒土星にとって、乾宮の持つ意味はおおむね良い現れ方をするが、不安材料(ブルー)もあるので、上司、目上、権威との関係は、吉凶半々となります。

2008年の二黒土星は、乾宮に同会の年ですので、ほぼ盛運期なのですが、調子に乗りすぎると目上とぶつかる可能性があります。2008年の不安材料は、乾宮の意味する事柄に現れやすい、ということです。
特筆することがない要素には、色はついていません。

※宮メーターの吉と凶は、みんなが平均した配分にはなりません。各人の性格が違うからです。同じ災難に遭遇しても、必ず態度に出してトラブルになる人と、いったん我慢してじっくり解決する人の違いがあるのと同じことです

例えば、本命六白金星は2008年はかなり危険です。坎宮に入っていていわゆる厄年である上に、暗剣殺付きです。おまけに六白金星という星は八白土星や九紫火星と表裏の関係で、変化変動がつきもの、トラブルが表面化しやすい傾向があります。ただし、坎宮との相性は良いので、耐える持続力はあるでしょう。

このように、ザッと宮メーターを見ただけでも、六白金星の人はこの年はジタバタせずに、ジッと我慢の子になって休養し、自分から墓穴を掘るのはよそう、と思っていただけば良いのです。
このへんの表記のしたかたはまだ不十分ですので、試作品として気楽に見て下さい。

■ルール5:試作品です、気楽にどうぞ

まだ試作品ですので、気楽に見て下さい。表現方法はまだまだこれから改良の余地がありますし、宮や定位盤の意味を細かく理解していない人には難しいと思いますが、今後少しづつ、研究していく予定です。
またこれは、当サイトの完全オリジナルです。風水暦の点数表と同じく、似た物はどこにもありませんが、適当に作っているわけではありません。

いわゆる「今年の運勢」と言っても、言葉にすると漠然として、良いことだけ読んでいたり、注意すべきことを読み流したりしがちです。書くほうも、文章だとどうしても内容にムラができますので、もう少し正確な方法はないものかと思い、一定のルールの元に、平均した結果が出せるように研究中の作品です。

転載は一切ご遠慮下さい。また、この解説を読まずに「宮のちから」の内容だけを知人に流布することも、ご遠慮下さい。

「宮のちから」

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